東大英語120分の時間配分|リスニングと見直しを先に確保する
東大英語の時間配分では、リスニングの時間帯を先に確保し、残りの時間へ筆記問題と見直しを割り当てます。「問題ごとに何分使うか」だけでなく、「試験開始後何分になったら次へ進むか」を決めると、予定のずれに気づきやすくなります。
動かせない時間帯を先に確保する
2026年度の試験は120分です。大学の学内向け通知では、英語聞き取り試験の時間帯を14時45分頃~15時15分頃と案内しています。聞き取りの開始・終了は自分で変更できないので、この枠を筆記問題の遅れを取り戻す時間として数えないでください。
以下では、開始後45~75分を30分のリスニング枠とする練習条件を置きます。受験年度の実施要領や当日の案内が異なる場合はそちらを優先します。前後の筆記配分は黒田塾の説明用の例で、大学が推奨する解答順序ではありません。
120分からリスニング30分と見直し5分を引くと、残りは85分です。この85分に、筆記の解答だけでなく全体確認や聞き取り準備も含めます。見直しを「余ったら」にすると、予定段階で確保できていないことになります。
合計120分の配分例
時間はすべて試験開始からの経過分数です。たとえば「18分」は、英作文を始めてから18分ではなく、試験開始から18分を意味します。
| 経過時間 | 作業 | 割り当て | 次へ進む目安 |
|---|---|---|---|
| 開始後0~3分 | 全体確認 | 3分 | 開始後3分 |
| 開始後3~18分 | 英作文 | 15分 | 開始後18分 |
| 開始後18~30分 | 日本語要約 | 12分 | 開始後30分 |
| 開始後30~40分 | 和訳 | 10分 | 開始後40分 |
| 開始後40~45分 | 聞き取りの準備 | 5分 | 開始後45分 |
| 開始後45~75分 | リスニング | 30分 | 開始後75分 |
| 開始後75~93分 | 長文読解 | 18分 | 開始後93分 |
| 開始後93~108分 | 文・語句補充など | 15分 | 開始後108分 |
| 開始後108~115分 | 文法・語法など | 7分 | 開始後115分 |
| 開始後115~120分 | 見直し | 5分 | 開始後120分 |
| 合計 | 120分 | ||
最初の45分、聞き取り30分、最後の45分で120分です。最後の45分には見直し5分を含めています。英作文が長引いても聞き取りの開始は待ってくれないため、開始40分後には準備へ移る設計にしています。
個々の問題の難しさと得意不得意で配分は変わります。この表の分数を全員に強制するものではありません。解答が途中である問題は、戻る場所を答案・問題冊子上で分かるようにしてから移ります。
演習記録から、自分の配分へ直す
- 本番と同じ総時間で解く。リスニングも別日に回さず、決めた時間帯に入れます。
- 開始・終了と迷った場所を記録する。「読解に時間がかかった」ではなく、本文理解、選択肢比較、答案作成のどこに使ったかを分けます。
- 終了後に時間を追加して解く。追加時間で正答できた問題と、追加しても解けなかった問題を区別します。
- 配分変更には、減らす場所も指定する。読解を5分増やすなら、別の筆記枠から合計5分減らします。聞き取りと見直しの枠を二重に使ってはいけません。
- 次の異なる問題で試す。同じ過去問は記憶の影響を受けます。復習用の解き直しと、時間配分の実戦テストを区別します。
一題で決めず、複数回の記録から配分が崩れる場所を探します。時間を追加しても理解できなかった設問は、配分を増やすだけでなく、語彙・構文・論理・表現の復習へ戻します。
時間配分で起きやすい三つの失敗
リスニングを別枠にして筆記だけで120分使う
総時間の外へ聞き取りを追加すると、実戦より多くの時間で練習してしまいます。必ず総時間の内側で設計します。
撤退の時刻と、その問題の所要時間を混同する
開始後30分で要約を離れる例なら、要約の作業時間は18~30分の12分です。「30分使う」と解釈しないでください。
解けない原因を全部スピード不足と考える
構文を取り違えている英文は、速読だけを増やしても同じ誤読が残ります。東大英語の失点原因の整理、日本語要約の練習、リスニングの復習へ原因別に戻してください。
確認資料と訂正履歴
試験時間と問題形式はZ会による2026年度東大英語の分析、聞き取り時間帯は東京大学理学部の2026年度前期日程試験に関する通知を参照しています。時間帯以外の細かな配分は、このページの説明用の提案です。
訂正:2026年9月26日。初版の「リスニングは試験形式に従う」「見直しは残り」という曖昧な表を、両方を含めて合計120分になる時系列表へ変更しました。